所有ギターの話① HR/HM編
持っているギターの話をします。主に激しい音楽で使うギター紹介編です。語るよ。
Ibanez j.custom RG7570Z
かれこれ10年くらい使用。一番相棒と呼べる存在です。
Neck 5pc Maple/ walnut w/ KTS reinforcement
Body Flame Maple / American basswood
Fretboard Ebony
Bridge Edge Zero tremolo w/ ZPS3 stabilizer
Pickups Dimarzio® AirNorton / TrueVelvet / ToneZone
Color Bright Brown Rutile
Ibanezのフラッグシップであるj.customと言えば、指板にうごめく蔦のような模様(Tree of Lifeインレイ)をはじめとして、殆どが以下のスペックです。こちらを思い浮かべる方も多いと思います。
Body Flame Maple / African Mahogany
Fretboard Rosewood with Tree of Life Inlay
⇓Tree of Life もはやトレードマーク(Ibanez公式サイトより)
うちのRG7570Zはなぜかメイプルトップ+バスウッドバックにエボニー指板。j.customの中でもかなり異質です。余談ですが、かのJohn Suhrはこの木材の組み合わせこそが最高のサウンド(Holy Grail of Tone)だと評したとか。
わざわざこれを選んだ当時の自分はきっと逆張りオタクの精神で溢れていたのでしょう。ネックシェイプも定番j.customと若干異なり、ペッタンコ台形ではなく適度な丸みがあります。
結局このモデルは定番化しませんでしたが、果たして如何ほど市場に出回ったのでしょうか。
Ibanezらしく弾きやすさ抜群で、触れただけで音が出るような感覚があります。
ハードロックにもってこいの音が出ます。ToneZoneを積んでいるのもあって中域がモリモリです。IMAJOサウンド出したいときはこれ。バスウッドボディなので、素の音はさっぱり目のアルダーなイメージです。
アンプに通すとネック薄のIbanezらしいペキペキのナチュラルコンプレッサーサウンドです。どっしりメタルな低音はあんまり出ません。低音~高音弦までキュッとまとまった音がクリアに出てきます。あとハーモニクスがめちゃくちゃ出ます。良くも悪くもシンセサイザーっぽい。ハイゲイン番長。
欠点があるとすれば、ネックが薄すぎてカポが装着できないことくらいですかね。カポが物理的につかないギターってあるんだ。そもそもIbanezにカポつけること殆どないのでいいんですけどね。
フレットがかなりすり減ってきている感じがあるのでそろそろメンテに出したほうがよさそう。こういうのってどこに頼めばいいんだろう。
Ibanez S570B
お次もIbanezです。人生2本目。初めてのフロイドローズ、嬉しくてアーミングしまくりました。
Neck Maple
Body Mahogany
Fretboard Rosewood
Bridge ZR tremolo w/ ZPS2 stabilizer
Pickups Ibanez INF1 / INFS1 / Duncan Distortion(TB-6)
Color Red
イケメンでお馴染み、ハーマン☆リの(かつての)シグネチャーと同じSシリーズです。Made in Indonesiaの7万円くらいだったかと思います。
とにかくボディが薄い。中心部は普通の厚さで、外周に向かって表も裏も徐々に薄くなっていきます。そのせいか音もペラペラでスカスカ。日本製のPrestigeならもう少し違うのかも。
横から見た図
学生時代になんとなくでリアPUを純正からDuncan Distortion(TB-6)に交換したところ、更にローが減ってしまいました。TB-6ってNu Metalあたりを狙った音なんですってね。
メタルやるにはだいぶ厳しくなりましたが、要らんローが出ないんので、結果的にアニソン・アイドルソンのダウンチューニングメタル楽曲にちょうどいいギターになりました。
今はドロップB~C#あたり専用機にしています。刻みだけなら前述のj.customより圧倒的に気持ちいいギターでもあります。
トレモロの可動部にナイフエッジではなくベアリング軸を採用しているとこがニッチ。使い心地よいです。
Ibanez RGD71ALMS
またまたIbanezです。7弦です。多くの人が「ヅョンペトモデル?」との第一印象を抱くでしょう。私も見た目で買いました。見る角度で色が玉虫色に変化します。
Neck 5pc Panga Panga / Walnut
Body Nyatoh
Fretboard Macassar Ebony
Bridge Mono-rail bridge
Pickups Fishman® Fluence Modern Humbucker Ceramic 8
Color Black Aurora Burst Matte
という当時の希望をドンズバで満たすギターでした。ボディとかネックの材のことはよくわかりません。大阪へUnluckyMorpheusのライブを見に行ったついでに買いました。
7弦買ってみて「大は小を兼ねない」を痛感しました。6弦とぜんぜん違う音がするので、音作りに未だに苦戦します。6弦の音に近づけようとするとうまくいかないので、7弦らしさを活かすサウンドメイクを依然模索中です。
あと2~3kHzあたりの嫌な帯域がモロに出ます。ネックの太さが弦1本分違うだけでこんなに変わるとは。
適当なハイゲインアンプに繋ぐだけでHEAVY METALになれます。ムチムチ超マッスルサウンド。ザクザクな刻み感はないです
j.customみたいなコンプレッサー感は全然なく、音が乱れやすいので速弾きはすごい神経使います。このギターでAviatorのJRソロ弾いてる動画見たことありますが、ほんと尊敬します。
Gio Ibanez GRG170DX
Neck Maple
Body Basswood
Fretboard Rosewood
Bridge ?
Pickups ?
Color ?
まだあるIbanez。最後です。高校生の頃にお年玉はたいて買った2万円くらいの初めてのエレキギターです。今は実家に安置しており、弾くことはほとんどありません。
最初からゲームのBGM弾いたりタッピングでピロピロするのが目的だったので、ストラトにもレスポールにも目をくれずこれを買いました。ちゃんと24F。
きっと内部配線材が良くないんだと思いますが、音がめちゃくちゃ籠もってて、プレゼンスが全然出ません。チューニング違い曲をやるため仕方なくライブで使ったことがありますが、「このギターのときだけ全く聞こえなかった」と言われました。
これで東方Projectの原曲あれこれ弾いたりCanonRock練習したりしました。思い出のオブジェです。
次回に続く