ギター機材の話:音作り関連機材
こんにちは
今日はギターの音作り関連機材を紹介します。
過去に使っていたものも洗いざらい載せました。
マルチ系
Zoom G2.1u
初心者と学生の味方。例に漏れず、私も初めてのマルチエフェクターとして高校時代お世話になりました。
まだBOSSのME-20とかDigitechのRPが売ってた時代ですね。
Zoomは一通りのエフェクトとオーディオインターフェースがついてて¥12,000で、しかもCubase LE4が付属。コスパ最強。買ったその日から弾いてみた奏者になれました。
歴1年くらいのときに買って、嬉しくてあれこれ録音しながら練習したのは今思うと良い練習になったと思います。早い時期から録音して自分の音聞くの大事。
デジタルエフェクターの発展期だったこともあり、特にキャビシミュ部分の音がかなり独特です。歪み自体もかなりデジデジしています。
ふと思い立って、G2.1u歪み⇒最新のIRキャビ で録音を試したことがありますが、上質IRでも隠せない音のシュワシュワ感。ビットレート128kbpsとか96kbpsくらいのMP3音源で高音域に感じるアレに似ています。
初心に帰って
— てっつぇ (@er7gtyz) 2018年3月1日
ZOOM G2.1uで饒舌多弁なシナスタジアをちょろっと pic.twitter.com/4E66wmVuLk
Line6 POD X3
2010年頃のアンシミュと言えばやはりPODシリーズ。
Zoomからのステップアップで家練習用として購入。ライブで使う気はなかったのでフットスイッチなしの赤豆くんです。(多分アンプに繋いでもいい音出ないと思う)
ハイゲインなら今でも全然戦える音が出ます。
なんなら近年の高級マルチ特有の生々しさがないので、適度にソリッドなメタルサウンド出すならこっちのほうがハマる場合もあります。
実家に安置してあります。2022年末にあのバンド引くときに久々に引っ張り出しました。
あのバンド / 結束バンド
— てっつぇ (@er7gtyz) 2022年12月31日
2022 ギター弾き納めです#ぼっち・ざ・ろっく pic.twitter.com/fA1QhUpHHy
Line6 POD HD500X
アニソンとかやってると、ライブでもいろんなエフェクター使いたくなりますよね。揺らし物とか特に。
あと急にクリーンとハイゲイン行ったり来たりも多くて大変。
ライブはずっとコンパクトエフェクターを使用してきましたが限界を感じ購入。POD X3からステップアップも兼ねています。
大学中盤~卒業までPODHD+コンパクト歪みで全ライブ乗り切りました。内臓の歪みは宅録には良いですが、ライブではまあ使えんくはないかな…程度だったと思います。
次のHelix購入の資金のため売却。
ワガママMIRROR HEART / 大橋彩香
— てっつぇ (@er7gtyz) 2017年1月24日
ギターソロのみ。はやい#正宗くんのリベンジ #大橋彩香 pic.twitter.com/NchK2FKAmk
Line6 Helix Floor Space Gray
近年の3大ハイエンドアンシミュといえば…
そう、Axe,Kemper,Helixですね。最近QuadCortexなる超新星も参戦しました。(BOSS,Headrush勢の皆さんごめんね)
どれを買おうか長いこと迷いましたが、長年Line6使ってきた信頼もあり、Helixくんに決めました。
というのは半分嘘で、限定のシルバーモデルが突然めちゃ安セールをし始めたので値段に負けました。
家でもライブでも、現在のサウンドはほぼ全てこれで賄っています。
音質は必要十分ですが、やっぱりAxeやKemperにはちょっと負けるかな。でも操作性は他マルチを圧倒数する完成度だと思います。PCでも本体操作でも、とにかく操作が直感でわかりやすい。各フットスイッチの上に個別で液晶ついてるのもGood。
EP-boosterを24個繋ぐみたいな謎パッチもサクッと作れます。
こんなこととか
不埒なCANVASのイントロ半自動演奏パッチをHelixで作りました
— てっつぇ (@er7gtyz) 2020年12月6日
5弦9フレットを4回弾くだけ あとは足操作 pic.twitter.com/rT7GsF4F5b
こんなこともできます
PC版デレステがキーボード対応したので
— てっつぇ (@er7gtyz) 2022年2月17日
ギターエフェクター(Helix)で足プレイしました pic.twitter.com/sOwSciYEZs
なんでもできるいいおもちゃです。
コンパクト系
今でこそHelixオンリーで音作りしていますが、以前はボード組んでました。
とは言っても、使えればなんでもいい程度の雑多なものですが。
ほとんどのライブはこのセットでこなしました
D.A-Project D.A-Booster
コンパクト使う機会が殆どなくなった現在も唯一使っているバッファ/ブースターです。Helixの入力に常時ONでおいています。
有名なEP-boosterがヴィンテージ的な太さを付加するものだとすれば、こちらは分離感やツヤを加えてくれるモダンなブースターです。ハイゲインのバイト感や倍音の出が良くなります。我が家の隠し味です。
Blackstar HT-METAL
Zoom G2.1uで人生初ライブを終え、サウンドに早々に限界を感じて買ったコンパクト歪み1号機。当時の他のエフェクターを一線を画すチューブ感がすばらしく、Helixを買うまでずっと現役でした。1.4kgと重いのが難点。
歪の質感はEQつまみ回してもそこまで変わらず、どうあがいてもこんもりもっこり印象が払拭できないサウンドです。でもギターソロ弾きまくるマンの強い味方。
いろいろ試してみたくて、デフォルトで載っている真空管をGrooveTubesのものに換装したりしました。結構音変わります。
HT-METALの後にZoomのG2.1u繋いでアンプで鳴らしてみると、たとえZoomがバイパスであってもHT-METALのいいとこが全部減衰して、しょぼしょぼサウンドになります。
ちゃんとエフェクター揃えようと思ったきっかけでした。
tc electronic Flashback Delay
歪み買ったら次はディレイでしょ ということでこれ。もっぱらギターソロを綺麗に聴かせる用。
一番スタンダードで音が良さそうという理由でこれにしました。こだわりは特にありません。音はめちゃクリア。
TonePrintというおもしろ機能がついており、簡易的なコーラスペダルとしても使えます。
MXR 10BAND EQ
ライブでギターソロやるなら聞こえないと意味ないからドーンと出そうや!と先輩にアドバイスされ、先輩の真似して購入。音作り用ではなく、完全ブースター用途です。
歪み・ディレイ・EQがわたしの三種の神器です。
JIM DUNLOP Eddie Van Halen Signature Wah Wah
コピバンやってるとワウを使う機会がちょこちょこ出てくるので購入。
変化のレンジが広くて制御が難しいですが、こもる感じは一切なく、踏むとめちゃくちゃ音が前に出てきます。リードプレイヤー向き。Arch Enemyの半踏みワウでも大活躍。
PODやHelix内蔵のワウよりも掛かりが良く、踏んでてたのしいです。
Crews Maniac Sound G.O.D Genius Overdrive
アニソン・ボカロ曲をバンドでやろうとするとHT-METALはあまりにマッスル過ぎて厳しいので、お上品なハイゲインを求めて購入。
HT-METALほどアンプライクではないですが、改造マーシャル系の上質な歪系アンプぽい音がします。2系統のGain切り替えもできるとこもアンプっぽい。
ハイゲインと言ってもメタルよりはポストハードコア系の音です。Dance Gavin Danceとかこれでやったらしっくり来ました。
その他自作とか
一時自作にハマって、エフェクターをちょこちょこ作りました。回路図がネットに落ちていて、プラモデル作りの延長みたいな感じです。
とは言っても、手先はあんまり器用でないので、作りが甘くてスタジオ使用中に音が出なくなる等に結構見舞われ、使用機会はそんなに多くなかったです。
唯一、Lovepedal Eternityはブースターとして結構使いました。お上品なTS系の音がします。G5等で活躍されているニケさんがニコニコに上げている自作動画にモロに影響を受けて作ったやつですね。
その他
BIAS Amp2
宅録環境変遷でいうと、PODHD ⇒ BIAS Amp2 ⇒ Helixになります。
インパルス・レスポンス(IR)を使える環境が当時PCのプラグインしかなく、アンシミュ部を確保するために買いました。
Amp内のトランスとか真空管とか、イジれるとこ多すぎ大問題。
ところがどっこい、慣れてくると「もう少しコンプ感足したい」「もう少しローにザクザク感欲しい」みたいな調整ができるので、サウンドの追い込み・モディファイが楽。
逆に言えば、調整次第で音が激変するので「求める音に合わせて特定のアンプモデルを探す」という概念はあまりありません。
Helixもこういう柔軟調整できるといいのになって思う。SagとかHumとかパラメータあるけど、動かしてもあんまり変わってる気しないし。
なんやかんやでBIAS FXとかBIAS Pedalとかも入手して連携環境を整えましたが、連携の操作性はお世辞にも良いとは言えなかったかな…(最新モデルは違うのかな)
ソニックアドベンチャー2よりLive&Learn弾きました
— てっつぇ (@er7gtyz) 2018年12月13日
スマブラXのソニック参戦ムービーで一聴惚れした記憶 pic.twitter.com/Ay8iaNZOHZ
UR-22 mkⅡ
上述のBIAS等、PCプラグインをちゃんと使おうとすると単体のI/Fが必要なので購入。
(PODは仕様上、入力した生音とPCアンシミュを通ったWet音が同時に鳴ってしまうので、単体のちゃんとしたオーディインターフェースが必要でした)
あとCubase AIがバンドルされてるのが強い。購入目的の半分くらいはCubaseでした。
Helixを買うまで、BIAS Amp2で演奏するためのI/Fとして使用。入力はわかりませんが、少なくとも出力音はあんまり良くないです。一番安い入門機だし仕方ないね。
RME Fireface UC
憧れのオーディオI/F、RME。
値段見るたび「これは一生買わんだろうなぁ」と思っていたのですが、縁あって中古で状態の良いものを購入できました。
まだちゃんと使えてませんが、出力はめちゃくちゃ音いいです。
AKGのヘッドホンK712PRO(音が再生機器にかなり依存、スマホじゃ全然いい音ならない)を繋ぐと、今まで聞いた音とは一線を画す澄んだ音がします。
Helixの音も、(InputがいいのかOutputが良いのかはわかりませんが)RMEをただ素通りさせるだけで音が良くなります。
今後はHelixの音もRMEを通して録ろうと思っています。